幌見峠さん&たぬたぬくん体験談
「僕は濡れたくないんだ!」
迷子セッションを検討されている方に、是非3週間山の中で猫を迷子にしてしまった私の体験談をお読みいただければと思い、書かせていただきました。
長文で申し訳ありませんが以下、みゆきさんにセッションをお願いし保護に至った経緯になります。
【迷子にしてしまった経緯】
今年の6月5日の深夜に気分転換させてあげたいという私の安易な考え、不注意で飼い猫を自宅から車で40分の距離にある、山の中へ脱走させてしまいました。
ハーネスとリードをしていた状態でしたが、ハーネスごと切って逃げてしまい、首輪もしてない野良猫同然の姿で暗闇の中に消え、どの方向に逃げたのかも検討がつかない状態でした。
猫の脱走は自宅近くを行動し、自らお家に帰ってくる子もいると聞きますが、距離的に自力で帰ってきてくれるのは難しく、保護団体の方に相談し捜索や捕獲器のご協力をいただきましたが、
見つけられないまま日数だけが経過し途方にくれていたところ、みゆきさんの魔法のしっぽに辿り着きました。
逃げた場所が山だった為、捜索が困難であり野生動物の心配もあった為、早急に連絡させていただきご対応いただきました!
たぬたぬくん
【1度目のセッション】
まずは生きている事を確認し、健康状態等聞いていただいた後に、逃げた方向や距離を聞いていただきました。
今まで闇雲に下山した可能性を含め、いろんな場所を捜索していましたが、南東方向の200m以内の距離と聞きそれからは場所をそこに絞り捜索しました。
数日捜索しましたが、捜索に進展は無くセッションの際、「怖い・濡れたくないと言っています」と言われた為、まだ場所を移動していない事も考え、二度目のセッションをお願いすることにしました。
※当時は雨の日が多く常に地面が濡れている状態でした。
【2度目のセッション】
ちょうど前日に15万円をかけ頼んだペット探偵さんが来て、深夜から初日の捜索を行ってくれましたが、山の中とお伝えしているにも関わらず軍手も用意しておらず、長袖の薄いつなぎにスニーカーと、とても軽装備…。
この時点で心配しかありませんでしたが、実際現場を見て心折れてしまったようで2時間程逃げた周辺の捜索はしたが、それ以降は下山し近隣の住宅にポスティングをしたと朝方報告されました。
しかもポスティングしたという場所は、最初にポスティング済みと共有していた場所でした…。
ペット探偵に期待できないと感じてしまった為、みゆきさんに午前中二度目のセッションをお願いしました。
再度場所を聞いていただき、最初に聞いた場所からあまり移動していないかと、捜索している私の声が聞こえているかを聞いていただいたところ、場所は移動しておらず聞こえてはいるけど、怖いのと濡れたくないとのことだったので、声のする方に頑張って移動してほしいと説得していただきました。
「どんだけ濡れたくないんだよ!!」と思わず突っ込んで笑ってしまいましたが、本人も帰りたいといっているとの事だったので、頑張って!一緒にお家に帰ろう!と何度も説得していただき、午前中の捜索へ…。
ですが、深夜にペット探偵の捜索もあったため、午前中は警戒していると予測し一度帰宅して、夕方再度現場を訪れることにしました。
夕方一人で再度現場を訪れ、いつもメインで捜索してるみゆきさんに伺った方向に進んだところ、奥の方にある倒れている丸太の上に何やら黒い塊が見えました。
現場できつねとアライグマを何度も見ていたので野生動物かと思い静かに近寄って行くと、小さな三角に尖った耳のシルエットが…。
恐る恐る小さめの声で名前を呼んでみると、「ニャー」と返事が聞こえました。
今まで毎日同じ時間帯に捜索していた場所、しかも「僕は濡れたくないんだ!」と言わんばかりに丸太の上にちょこっと丸くなっているではありませんか!!!
しかし呼んで返事はしてくれるものの、近くに来てくれずここでちゅーる作戦です。
無事である事が確認出来たので、とにかくご飯だけでも食べてもらおうと、「ちゅーる食べる?」といつものように聞いてみると、元気に「ニャニャニャッ!」と返事をしながら走って来ました。
ちゅーるをあげ、紙皿にご飯を出し食べている間に抱っこすることに成功しましたが、洗濯ネットに入れる際に手間取り、結果暴れ再度逃走…。
少し離れた距離なので諦めず、再度ちゅーる作戦。
ちゅーるを食べてる間に抱っこしようとしましたが逃げられてしまい、そんなこんなでご飯をあげ食べる→抱っこと挑戦している間に満足してしまったようで、離れた藪の中へ逃げられてしまいました…。
とにかく再会出来た事を家族に伝え、ペット探偵にも報告したところ直ぐに現場に行きますと言われ待ちました。
その間暗くなり、ライトで照らすと目が光るので位置は確認出来ますが、だいぶ離れた場所にいます。到着したペット探偵が今日捕獲したほうがいいとおっしゃるので、数時間名前を呼んで粘りましたが、美味しいのを食べもう満足してしまったし、知らない声が聞こえる為、今日は藪の中から出てこないと判断。
見える距離にいるのに現場を離れるのはとても心苦しく迷いましたが、翌日再度訪れる決断をして「明日また来るからね!!待っててね!!」と何度も声をかけてから帰宅しました。
【3回目のセッション】
翌日午前中からの捜索も考えましたが、再会出来た時間の方が可能性は高いと判断し夕方に、再会できた報告を含め、みゆきさんに三回目のセッションをお願いしました。
これから迎えに行くから、昨日の場所で待っててほしいと伝えていただきました。
名前を呼びながら、同じ場所に進みましたが返事なしの姿も見えず…。
やはり怖くてまた隠れてしまったのか…。と落胆しつつ名前を呼びながら元の道を戻っていると、先の方から「ニャー」と返事が聞こえ、草むらの中からガサガサと出てきてくれました。
前日よりもかなり駐車している車に近い距離で待っててくれたようで、姿を見るなり走って来てくれました。
「ちゃんと待っててくれてありがとうね!一緒にお家に帰ろうね」と声をかけつつ、ここでも再度ちゅーる作戦です。
前日逃げられたので、慎重に徐々に自分の方へ近づいてもらい、隙きを見て抱っこし半泣きの腕がガタガタ震える状態でキャリーケースの中に入れ、保護することが出来ました!(泣)
【最後に…】
保護までの3週間。
毎日後悔で自分を責め、心配で泣いてばかりの毎日でした。
厳しい環境と、長い期間が経過していた為「正直言えなかったけど、見つけるのは無理だと思ってた。
でも本当に奇跡だね!!」とたくさんの方に言われました。
ですが、保護団体の方やボランティアで毎日のように現場へ足を運んでくれた方を始め、SNSで情報拡散のご協力をしていただいたたくさんの皆様。
そして、みゆきさん…。
たくさんの方の助けと応援をいただけた事で、毎日諦めず遠い現場まで足を運び捜索し、無事保護することが出来ました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私と同じように、大切な家族が迷子になってしまい、毎日心配と捜索で心身共にお疲れであり、捜索が手詰まりになってしまっている方。
是非、一度みゆきさんにご相談されてはいかがでしょうか?
捜索の方法として、私はペット探偵も依頼しましたが、結果的に保護に至ったのはみゆきさんのアドバイスと説得が大きな結果に繋がったと思えてなりません。
捜索に全く進展がなく、途方にくれていた私は気持ち的にもとても救われました。
こちらの話を親身なって聞いてくださり、捜索へのアドバイスはもちろん、私のように何か新しい捜索のヒントが得られるかもしれません。
長くなってしまいましたが、私の体験談が少しでも多くの方への希望と参考になったら幸いです。
最後に、みゆきさん。
この度は本当にお世話になりました。
これからのご活躍心より応援しております!