眞弓さん&ゆうすけくんとミーコちゃん体験談
アニマルコミュニケーションの勉強をする中で経験した
猫たちの交流と恋のお話しです。
この話をアップすることを、一方の当事者である猫、ミーコちゃんはためらっていました。
ミーコちゃんにとって、たいせつな、そっと胸に秘めている珠玉の話を、見知らぬ人たちに読まれる、知られる。
それは、ミーコちゃんにとっては、とてもせつなく、そして恥ずかしいと思われたのです。
ミーコちゃん
「どうしていろいろな人が読むの?」
「誰かの何かの役にたつの?」
ミーコちゃんの言葉です。
そんなミーコちゃんが話を公開することを許してくれたのは、この話が猫さんのみならず動物たちの深い思いと感覚を、私たち人間に伝えてくれると納得してくれたからです。
別れもあったけれど、それを乗り越えていった猫さんの、動物たちの豊かな感覚世界。
それを知ることを可能にしてくれたアニマルコミュニケーション。
この話を通じて知っていただけたら幸いです。
「ミーコとゆうすけの恋」
・・・アニマルコミュニケーション養成講座から
伊勢みゆきさんのアニマルコミュニケーション養成講座をスカイプ経由で受けた。同じ志の仲間二人と私、講師のみゆさんと4人の少数精鋭(?)である。
講座が進むにつれ、三人とも猫飼いさんなので互いの猫を相手にアニマルコミュニケーション(以下AC)の練習をしようということになった。
互いの猫の写真を撮りメッセンジャーのグループに載せたところ・・・思いがけないことが起こった。
Hさんの飼い猫、雌猫のミーコちゃんが私のうちの雄猫ゆうすけの写真を見て好きになったのだ。W(゚o゚)w
Hさんを通して「会いたい」というミーコちゃんの申し出に、うちのゆうすけも「会いたい」と。
みゆさんや仲間のSさんも巻き込んでスカイプでの対面を計画実施したところ・・・
ミーコちゃん「ゆうすけくん、男らしい!」
ゆうすけ「ミーコちゃん、美人さん!」
互いに相手を好ましく感じていた。
ゆうすけくん
それからたがいの飼い主が奮闘し何度か連絡しあい、スカイプなどで対面をした。対面を重ねるにつれ二人(二匹?)の愛情は深まっていった。だが・・・
実は私の猫ゆうすけはダブルキャリアで、この時、白血病を発症してしまっていた。
何とかゆうすけを元気づけたかったので、会いたいというミーコちゃんの申し出はとてもうれしかったのだが・・・
ゆうすけの病気はミーコちゃんも知ることになったが、それでもミーコちゃんは「会いたい」と言い「ゆうすけくんに元気を送る」と。
ゆうすけもミーコちゃんに会える日を楽しみにし、会った日はとても満ち足りた様子でゆったりと寝ていた。
そんな日々を経て・・・
8月のある日、ゆうすけは旅立った。
旅立つ日、ミーコちゃんと話して満ち足りた様子のゆうすけくん
その後・・・
旅立って二日後、ゆうすけはミーコちゃんを訪れた。自宅近くの海岸にミーコちゃんとHさんがいたところ、空に気配を感じて、それがゆうすけだったと。
歓待され、ミーコちゃんやHさんとたくさん話したそうだ。
(後で知ったのだが、この時、うちの先住猫たちがゆうすけに付き添って一緒に訪問し、帰りも一緒に帰っていったのだそうだ)
愛情深いミーコちゃん
ゆうすけの訪問の後、ミーコちゃんが私と話したいとHさんをとおして希望してきた。
ミーコちゃんは何故ゆうすけが死ななければならなかったのか知りたがった。
ダブルキャリアのこと、私の家に来るまで五回も環境が変わったことがストレスになり発症につながったのではないかということ(保護施設で、他の猫と健康状態を間違えられていたことやトライアルで通院の点でオーナーからの規制があったことなどもあった)を説明した。
つらい結果になることがわかっているのに、会わせてしまったことをわびた。
「ゆうすけくんが好きだし会いたかったから。死ぬとわかっていても会いたかったから」
ミーコちゃんはきっぱりと言い切った。
「また会いに来てくれる?って聞いたら、ゆうすけくん、だまって困っていた」
「軽々しく約束するような子じゃないから・・・」
口ごもった。あちらの世界になれたらきっと・・・とはとても言えなかった。
「ミーコね、寂しい、さみしい・・・」
ミーコちゃんはつぶやいた。
「このさみしさを胸に生きていくんだね・・・」
ゆうすけの生の最後を輝かせてくれたミーコちゃん。
彼岸の世界になれて、ゆうすけがミーコちゃんを訪れてくれることを切に願った。
ゆうすけくん
さらにその後・・・
ゆうすけはミーコちゃんを訪れた。
二人で寄り添って、時には体を共有して「お日さま、あたたかいね」「ごはん、おいしいね」と感覚をともに感じたりした。
ミーコちゃんのHさんが、時折、二人の様子を教えてくれる。
そんな様子を聞くにつけ、ミーコちゃんへの感謝とゆうすけへの喜びを感じる。
生の最後を輝かせてくれたミーコちゃん、本当にありがとう!
そして・・・
これからもACをとおして、二人を見守りつづけたい。